お知らせ
霊柩車に拘りを持った葬儀の話
霊柩車会社に勤めていた時の話ですが、個人事業主をされていたお父様が亡くなり、自宅での葬儀をされた方がありました。 お父様自身は、酒やたばこ、ギャンブルをしない方で、趣味は車 大きなアメリカ車を好んで乗っていたそうです。
祭壇や式場の飾りなどは、普通のサイズで大きすぎず小さすぎずって感じだったのですが、霊柩車での出棺は「最後のドライブになる」との考えで喪主様と、故人の奥様がストレッチリムジンの霊柩車を依頼されました。 当時のストレッチリムジンはキャディラックの6600cc・V8で、長さもマイクロバスより少し短いだけのフルサイズでした。 イメージされた霊柩車としては、やや新しい型だったそうですが、お父さんが好きだったエンジン音・フルサイズならではのゆったりした乗り心地などは、良かったそうです。
葬儀・供養も全てをきちんとしよう・お金がかかることは仕方ないと考えると、かなりの負担になると思いますが、故人が好きだった物・喜びそうな事を家族で考えて、決めていけば、余分なことは無しで納得できる葬儀になると思います。