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延命処置の判断

大切な家族が命の危機となれば「助けてください」「出来る限りの処置をお願いします」となるのは、心情として理解できますし私自身もそう判断し・発言するかもしれません。 しかし、ある程度以上の高齢の人の場合は「延命処置」をすること自体が、実は本人が苦しい思いをする可能性が有ったり、延命をしても健康になる可能性が低かったりします。

そして、呼吸器などの生命に直接かかわる機器などを一旦装着して、生命活動を助けることになれば、それを止める・外すなどは死に直結するので、大げさな言い方かもしれませんが「殺す」事と解釈されます。  ですので、延命措置後は「いつまで」が不明ながら「回復しない可能性」を知りながらも、費用を支払い続けることになります。 それを徐々に負担に感じる方もいらっしゃいます。

日進月歩の医療の進歩を信じて、明日には画期的な治療法が・・とか、待っていれば回復があり得ると信じていられれば良いのでしょうが、家族には日々の生活もあるので生活費も必要となりますし、大きな金額を期限無く支払い続けることが出来る方は、それほど多くないと思います。

どうすれば良いとかの話では無く「意識が無くなった時」の話は、相続や葬儀よりも大きな問題になるかもしれないと思っていただければと思います。