当日香典返しの〇✖

葬儀の簡素化・簡略化が進んでおりますが、それでも香典を渡す方もいますし、受け取る葬儀もあります。　　葬儀社も「お客様の利便性を高める為」として、香典をいただきた当日（通夜・葬儀）に、香典の金額に応じた香典返しを用意して渡す事をサービスとして始めました。

香典返しは、本来ならば「忌明け」と呼ばれる四十九日法要が終わった時に、無事に法要を終えましたとの意味で渡していたのですが、法要自体に親戚様以外を呼ばれる事が少なくなっている事や、出来るだけ早めに終わらせる方が負担が少ないなどの理由で、当日にお返しとして渡すのも良いかも？となったようです。

メリットとしては、葬儀当日までで香典返しは終わる（はず）なので、以降の相続などに集中できるなどがあります。　そしてデメリットとしては、当日にいくつもの金額に応じた品物を準備するので、受付が人数が必要になる事。　　以前のように香典返しをする場合は、割引（１０％～３０％以上）がある事が当たり前だったのが、定額で準備をするようになり費用が増したことです。