お知らせ
派手なお葬式を見かけなくなったと思います
私が葬儀業界に入った頃は、一般葬(ご近所の方を必ず参列・お手伝いをしていただく)が普通であり、お寺でのお葬式や葬儀式場のお葬式でも、出来るだけ有名で大きなお寺や葬儀式場を選択することが、参列をいただく方にも・ご遺族喪主様にとっても「恥をかかない」事が重視をされて、参列者が多くて・祭壇が大きくて立派で・霊柩車は金ぴかの霊柩車を選ぶことは、これぐらいはしなければならないと言うプレッシャーがあったのではないかと思います。
しかし、バブル崩壊から、徐々に大金を掛けてお葬式をする事が立派な行為だと認識される方が減り始めて、リーマンショック後くらいからは「家族葬」と言う新しい概念(葬儀社が提唱したのでしょうか)のお葬式が「ご近所とのお付き合いが薄くなっている現代社会」には合ってきていると思われるようになって、徐々にご近所の方の参列・お手伝いは無くなり、親戚の方でも高齢・遠方の方は参列をされない・呼ばない事が認められ始めたと思います。
そして現在では、有名な企業の社長や取締役などが亡くなっても社葬や合同葬(家族と会社が合同でする葬儀)は新聞でも見なくなってきて、祭壇や式場も大きくて立派なものよりも、参列する人数に合わせたサイズの式場・祭壇を選ぶことが常識になってきて、直葬と言って祭壇や通夜・葬儀自体を不要とすることも増えて来ています。