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お知らせ

白い和服(裃)喪主の服でした

今から20年以上前、私が30歳(現在51歳)の時に父が他界して、喪主となり自宅で葬儀をしました。

私の実家のある一宮市でも田舎(田んぼと畑が多い地域です)なので、その当時でも自宅で葬儀を行う事が当たり前となっていまして、ご近所の葬儀には必ずお手伝い(お取り持ちと言ってました)に行っていました。 そして、現在の葬儀では考えられないような風習も残っておりまして、その一つが「白い裃を喪主(更に以前は、本家の主人もです)を着用する」事でした。 私が覚えている範囲では、女性(妻)も白い着物になっていました。

葬儀業界に入って、経験を積み・勉強をした中で「昔の日本(明治時代くらいまで)は、日本で喪服と言えば白いのが常識だった」事を知りましたが、参列していただく方が黒い礼服だったので、とても目立つなと思いました。

昔からの風習は時代に合わなくなると変化をして、当時の常識が現在の非常識となる場合もあります。 お葬式も時代と共に変わる文化の一つだと思います。