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白木位牌の役割

仏式の葬儀において、必ず見かけるモノの一つが白木位牌があります。 これは葬儀において戒名・法名を授ける為に必要とされています。 表側に戒名・法名 裏側に、逝去日 俗名 生年月日などが書いてあります。

白木での位牌をなぜ使われるのかと申しますと、葬儀は緊急的に発生するので手書き(でない場合もあります)で、僧侶が戒名・法名を書いて葬儀に間に合うようにするためとなっています。 塗りの位牌では文字の彫りの時間も掛かりますし、法名軸(紙に法名を書いたもの)では簡単に書けますが、もともと葬儀の流れとして「葬儀の道具類は必要となったときに、新しく作り終わったら破却・焼却する」ことが江戸時代頃からの習わしだったからです。

祭壇などの道具としての役目としても、俗人からお釈迦様のお弟子になったことを参列された方にも知らせる役目もあり、また、宗教者にとっても戒名・法名を授けるという権威付けの役目もあります。

また、仏式以外の葬儀や無宗派の葬儀では、白木位牌は必要ありません。 ただ、何もないと寂しいと言われる方もいらっしゃいますので、どんな葬儀で何が必要だと思っているのかを考えられてされることをオススメします。