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祭壇などは必要なのか?
お葬式のドラマや映画などを見ると、仏式や神道の葬儀・葬祭のシーンでは、必ずと言って良いと思うくらい祭壇が飾ってあります。
ドラマや映画では、画像として一目でわかる事が大切なので、もっとも大きくて目立つ祭壇を撮影されると思いますし、そのイメージが多くの人にとってのお葬式のイメージになっているのではないかと思います。 では、祭壇とは元々は何だったのか?と言いますと「神道に使う道具」「神様へのお供えなどを飾るもの」「小さな神社(仮)であり、依代」と言ったところだと思います。
仏教の道具ではありません。 お寺に飾ってある黒・朱の飾り棚は須弥壇と言って、白木では無いですし、飾ってあるものも違うことが多いです。 仏教の葬儀では、昔は仏壇+お墓に仮の飾り棚を設けて葬儀を行っていたそうです(土葬が一般的だった時代まで)
宗教者をお呼びしての葬儀・葬祭に関しては最低限の飾りは必要だと思いますが、大きな祭壇を必要だと言う宗教者はほぼ居ないと思います。 それよりも、ご遺族の考えやお気持ちを大切にされることを重視するのが当然だと思います。