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精進料理と葬儀

葬儀のときの食事としては「精進料理」と言われる料理を思い浮かべる方が多いと思います。  私の父の葬儀をした時代は、通夜・葬儀の始まる前・引き上げ初七日の後 の3回食事をする事が普通でした。

通夜のときは、特に「精進料理」を選ぶ必要はなく、私の住んでいた地域は助六寿司(桶)+酒+つまみ+寂し見舞い(通夜で持ってこられた遺族へのお見舞いの品)などをいただきながら、線香・ろうそくが消えないように祭壇の飾ってある部屋で、泊まっていける遺族・親戚が集まっていました。(まあ、正直 線香もロウソクも8時間くらい大丈夫なモノでしたので、義理で集まった飲み会状態でした)

午後からの葬儀でしたので、葬儀の始まる前の食事を、ご近所の方が遺族の代わりに作っていただき、遺族・親戚・ご近所のお手伝いをいただいた方が交代で食事をしました。(この時の食事が「精進料理」でした) 料理の内容としては、野菜の煮物2種類くらい、角麩の煮物、豆腐の味噌汁、漬物でした。(いわゆる殺生をした肉・魚などを使わない料理ばかりです)

火葬・拾骨後に自宅(葬儀場)に戻り、引き上げ初七日の法事を済ませた後で、お寺さま・遺族・親戚・お手伝いいただいたご近所の方に対して、遺族からのお礼として食事を振る舞います。(この時の食事は、ご馳走と言われる感じの豪勢な料理で、肉・魚もふんだんに使ってありました)

葬儀に関する食事として「精進料理」は、葬儀の当日のみでした。  通夜のときの助六寿司は、微妙に精進料理に近いかも知れませんね(でも、酒やツマミを飲み食いしてますからね)